お芝居の原作本「ハプスブルグの宝剣」は、はるか遠い昔に読んだ記憶があります。
細かいことは忘れたけど、とても面白くて
宝塚で上演すればいのに!と思ったことは覚えてます。
まさか本当に実現するなんて。しかも、お気に入りの演出家景子先生で!
もう観る前からほぼ満点を取るのは決まってたようなもんですね。
一番良かった点はテーマを主人公の魂の居場所を求める旅という点に絞ったおかげで
まとまったミュージカルに仕上がっていたこと。
主役の恋愛やユダヤの迫害、宗教の問題をからめつつもよくまとめたなと思います。
そうそう!ラストは原作より芝居の方が好きです。
よく分かってるわね、景子先生グッジョブ!と握りこぶしを作ったわ。
今回気がつきました。私は柚希さんの黒髪長髪が好きらしい。
芝居ではオペラグラスが離せなかったくせに、ショーではそうでもないのよね。
黒髪の方が精悍で色っぽく見えるのが私のアンテナに引っかかるんだろうか。
歌もスカピンで鍛えられてから安心して聞けるようになったし、
エネルギッシュなダンスは相変わらずだし、いいトップになってきたなと思います。
芝居の終盤は涙を流しながらの大熱演で思わず引き込まれました。
ああ、また観たい。
ショーはですね・・・突然入ってくるポエムが流れをぶった切りしまくって、
たる~い感じのショーでした。あのポエムいらん。
そんな中でも若手の「トマケ!トマケ!」と何語か不明な歌を勢いだけで歌って行く場面が
よく分からないけどテンション上がりました。しばらく耳に残るなぁ。
あと、大好きな曲、愛遥かにの歌に乗せて踊るデュエットダンスが素敵。
歌手の夢妃さんの歌唱力が素晴らしく、新たな歌姫誕生ですね。
そして、黒燕尾の場面はさすがにピシっと揃っており、星組の底力を見た気がしました。
大階段を黒燕尾で降りてくるのが好きな私にとりまして、
今回は数回に分けて降りてくるので、なんだかお得な気分です。
最後に・・・2階席の椅子を少し上に上げて
銀橋を見やすくしてくれたそうです。確かに足底がわずかに浮いてた。
以前は床にくっついてたもんな。(身長160センチです)
2階席にお座りになることがあればご確認あれ。
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